Hey!Say!JUMP髙木くんの舞台『裏切りの街』が無事に大千穐楽を迎えました!※ネタバレあり

先日、4月3日の大阪公演を持って、舞台『裏切りの街』が大千穐楽を迎えました。

一部の公演では、配役が変更になることもありましたが、無事に幕を下ろすことができてよかったです。

簡単にではありますが、感想を書きたいと思います。

舞台の内容が内容なので、オブラートに包みながら。それでも舞台の魅力が伝わるようにしたいと思います。

感想

あらすじ

舞台の内容に関しては以前まとめているので、そちらをご覧になってください!

舞台『裏切りの街』がもうすぐ上演!Hey!Say!JUMP髙木雄也、舞台初単独主演

会場

『COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール』

千鳥配置ではないので、見にくいというコメントが多かったのですが、実際に行ってみるとそんなことありませんでした。また、前後の幅もあったので窮屈さも感じませんでした。


今回舞台が見やすかったのは、着席したブロックが『真ん中ブロック』かつ『サイドブロック』だっことが大きかったと思います。
真ん中ブロックは傾斜があるので、舞台を見ても前列の方の頭は気になりませんでした。

おそらく前方ブロックだと傾斜がなく千鳥配置でもないので、若干見にくいのだと思います。

WWホールで舞台を見るとなると、真ん中ブロックのサイドブロックがおすすめです!

※真ん中ブロック:K~T列
※サイドブロック:1~13番、34~46番

舞台の感想

とにかくドラマを見ているかのような、グッと見入ってしまう舞台でした。舞台の使い方も、表現の仕方も、今まで見てきた舞台とは一味違った演出だなという印象を持ちました。


舞台のセットは上手と下手でうまく使い分けていたし、駅の街並みもプロジェクションマッピングを使ったり、小道具を変えたりして、同じステージでも異なる駅だと分かりました。

上手には、智子(奥貫)の家庭のセット。

下手には、裕一(高木)の同棲している家のセット。

駅はプロジェクションマッピングで電車が通過する様子を映したり、各駅名を投影することでどの駅での場面か分かるようにしたり。舞台だからこそ、映像を映してうまく表現するのも良いなと思いました。

また、出会い系サイトで智子(奥貫)と裕一(高木)が出会うので、ステージ上から巨大なスマホ画面が出てきて、2人のやり取りが映像で分かるようになっていました。

基本的には、スマホ上でのやり取りはセリフなし。

舞台上に映し出される雄一(高木)目線のメールのやり取りのみで物語が進んでいきます。

これは舞台というよりも、ドラマよりの演出だなと思いました。

今までは、役者が声に出してどういったやり取りをしているのかを発信していましたが、今回は観客自身で文字を読んでその場を理解していきます。

この演出も新鮮だなと思った1つです。


雄一のダラダラとした一コマから舞台はスタートするのですが、本当にだらしなくてだめだめなフリーターであることが一瞬で分かります。

着ている服も伸びていて、ソファへの座り方がだらしなくて。

嫌な奴だな~とそんな風に思う風貌でした。

始まって数分。早速マッチングアプリを進めます。女性の顔写真を見て選別しているシーン。その中に智子もありました。何基準なのか分かりませんが、こうやって自分の中で好き嫌いを振り分けるんだなとマッチングアプリの利用者側の目線を見た気がしました。

そのあと、すぐに智子と雄一はマッチングします。いくつかのやり取りをした後、お互いの最寄り駅の中間地点の駅で会う約束をします。

雄一は、急いで服を着替えて、家を出ます。

その歩く姿と言ったらもう、、、。

猫背、足のどこかが悪いのかなと思わせる歩き方、心配するほどのノロノロ歩き。

そのスピードで間に合うの?って不安になるくらいトボトボノロノロ歩いていました。


ここでやっと高木くんの声を聴くのですが、ダメダメなフリーター感が伝わる低いボソボソ声。ダメ男だな~と思える印象でした。

マッチングアプリならではと言いますか、お互いが年齢や経歴を偽ってメッセージのやり取りをしています。40代なのに30代、フリーターなのにマスコミ関係の仕事。

2人は出会ってすぐに、実は嘘なんですってすぐにカミングアウト。

でも、後ろめたさでいっぱいの智子は、電話番号をメモに書いて雄一に渡して、そそくさと帰ります。

雄一は、すぐに帰ってしまったことに腹をたて、友人である伸二(中山)に連絡します。ここで腹を

立てた理由を聞くことができました。付き合うことが目的ではなく、ただただやりたい、それだけでした。

前半の物語を見ているだけでも、雄一のダメ男っぷりを理解することができ、これからどんな展開になっていくのだろうと物語も気になりました。


物語は省略しますが、気になったところや印象的だったところを書いていきたいと思います。


雄一は帰宅すると同棲している彼女・里美(萩原)がいて、智子にはや夫・浩二(村田)がいます。
テレビでは画面を二分割してそれぞれの帰宅後の様子を放送することは少ないと思いますが、舞台では同時進行で、お互いの家庭での生活を見ることができてしまいます。帰宅した2人が同じようなタイミングでどのように過ごしているのか知ることができるのです。

また、似たような出来事が2つの家庭内で起こるので、リンクしているなと比較しながら見るのも面白かったです。


この舞台上で世界を2つに区切ることで、舞台転換に時間を割くことが減り、テンポ感がとてもよかったなと思いました。

というのも、雄一も智子も、同日にそれぞれの相手(彼女と夫)と夜の営みを行うシーンがあります。

舞台上で雄一ペアが。そして、暗転になって移動している間に、反対側の智子ペアに焦点が当てられて同じように。

衝撃的でした。

舞台でこういったシーンができるのだと。

テレビでは四角い枠に映る部分のみが見ている人に伝わる部分ですが、舞台では前方にいる観客がいろんな視点で見る形なので、単純に舞台で表現するのがすごいなと思いました。

舞台だからこそ、照明の使い方次第で芸術的な表現にもなるし、すごく挑戦的なことなのではないかなと思いました。

はい、すごかったです。ただ小中学生には見せたくないですね。


雄一と智子が会う度にお笑い芸人のお話をしていて、共通の話題って人との関わり、出会いにおいて大切だなと思いました。

一度にすべてを話さずに少しずつ手持ちの話のネタをしていくことで、自然と会話が続き会うきっかけに。

コミュニケーションの取り方の1案を学んだような気がします。

好きなお笑い芸人を挙げるだけで、その人の人柄が分かるということから、あまりお笑い芸人の名前を素直に言わず、妥当な名前を挙げている様子が、人の様子を伺いながら素を出せていない感じがまたリアリティがあって良かったなと思いました。


物語の後半では、雄一と智子がホテルに行くようになります。

舞台奥からの照明があるため、2人の姿がシルエットとなり若干行為はカモフラージュされています。いやらしい感じはなく、芸術的な踊りのような演出でした。


終盤にもう一度ホテルに行くのですが、その際はもう大胆でした。

音楽とともに服を脱ぐところから堂々としたオープンな演出で、思わず「前列の人諸々見えてしまっていないかな?大丈夫かな?見てはいけないもの見てないのかな??」と物語ではなく観客の心配をしてしまいました。

雄一は正面を向いて立ち、智子はベッドに座って後ろ向きにお互いが向き合うようにしています。そのまま、音楽に合わせて順に脱衣していき、最後は裸体に。それと同時に照明が変わり、2人のシルエットに。

演出がすごいなと思いました。ミケランジェロ等の彫刻のように、芸術的だとさえ思えてしまったあのシーンは本当に印象的でした。


智子が雄一との子を妊娠した時。

不倫相手の子どもなのでおろせることに智子は安心していましたが、智子の夫にバレてしまいます。智子と自分との子どもだと勘違いして生むことを強制されることに。

この時の夫・浩二の表情と声色、声のトーンすべてが薄気味悪く「はい」としか言えない雰囲気でした。圧のある夫はこんな感じなのかなと想像してしまいました。


雄一も智子も裏切っていることは序盤から理解していました。しかし実際は、雄一の彼女も智子の夫も雄一の友人も裏切っていました。

雄一の彼女である里美は、雄一の友人である伸二と実は仲の良い間柄だったこと。仕事で嫌なことがあって不機嫌なふりをして帰宅した時。実は伸二と会っていた里美。
物語の後半、そのメールのやり取りが再現されます。今まで雄一のダメ男っぷりが表立っていましたが、実は身近な人も裏切っていた。現実もこうだよねと共感できました。リアリティがあるなと。

智子の夫は智子のことを裏切っています。
智子のことを浮気しているのではと疑います。これに対して、智子は1度怒りを抑えきれず、夫に対して「いつも部下と食事って本当に仕事の人なの」とぶつける。
これをきっかけに夫は話に上がる仕事の後輩を家に連れ込むようになるのですが、実際は偽名を使って後輩に協力してもらっていた。
メールで偽名とシチュエーション等を細かく後輩に指示を出し、了解を得るとメールを削除する。徹底ぶりが嫌らしいなと思ってしまいました。

こんな風に、メインで取り上げられてる雄一と智子だけでなく、この物語に関わる人物が誰かを裏切っている形で、舞台のタイトル通り、『裏切りの街』、裏切りで溢れている世界だなと思いました。


最後に

約3時間強あるこの舞台。

『裏切りの街』の世界観に引き込まれたので、あっという間に終幕を迎えました。

過激なシーンもありましたが、いろいろと考えさせられる舞台でした。

見て良かったと思える素敵な舞台でした。

感想と物語を合わせて書いたので、分かりにくいかと思いますが、少しでもこの舞台のニュアンスが伝わると良いなと思います。

改めて舞台観劇は良いなと思う休日でした。

本日はここまで!