大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』!宝塚歌劇の雪組公演を久しぶりに観劇しました!

小さい頃に数回宝塚歌劇の公演を観劇したことがありました。この度ご縁がありチケットをいただいたので久しぶりに観劇してきました。

感想をまとめていきたいと思います。

公演について

公式サイトはこちらです↓↓
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/yumesukesenryoumiyage/index.html

構成

1部お芝居『夢介千両みやげ』

2部ショー『Sensational!』+フィナーレ

という2部構成となっており、幕間(休憩)は、30分です。

原作

原作/山手 樹一郎「夢介千両みやげ」

『夢介千両みやげ』あらすじ

「桃太郎侍」をはじめ数々の名作を生み出した山手樹一郎の代表作の一つ「夢介千両みやげ」。腕っぷしは強いが喧嘩嫌いでお人好し、お節介な心優しき青年・夢介の活躍を描く傑作小説を、痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇で舞台化致します。
小田原・庄屋の息子・夢介は、父親から“通人”となるため千両を使っての道楽修行を言い渡され江戸へ向かう。道中、“オランダお銀”と呼ばれる女スリに懐を狙われる夢介だったが、夢介の朴訥で底抜けな優しさに触れたお銀は一目惚れ、押しかけ女房となり二人は江戸で奇妙な同棲生活を始める。夢介に相応しい善い女房になろうと努力するも元来気性の激しさを抑えきれないお銀。遊び人飛脚屋の若旦那・伊勢屋総太郎ら個性豊かな江戸の人々が巻き起こす騒動を、夢介は“金と優しさ”で解決して行く。
善意の塊のような夢介との出会いが人々にもたらすものとは、そして夢介の道楽修行の結末は?

宝塚歌劇公式サイトより

Sensational!』について

雪組生が歌とダンスを通して、時には情熱的に人々の心を熱く燃やし、時にはクールに人々の心に迫るショー『Sensational!』。
彩風咲奈を中心とした雪組のエネルギーを集結させ、更なる高みを目指していく。「命」「愛」「希望」をテーマに、人々の関心を惹く“センセーショナル”な風を巻き起こすダンシング・ショーをお届け致します。

宝塚歌劇公式サイトより

主演

夢助:彩風 咲奈(あやかぜ さきな)

お銀:朝月 希和 (あさづき きわ)

スタッフ

担当名前
脚本・演出石田 昌也
作曲・編曲手島 恭子

石田昌也先生は、宝塚歌劇団に所属する演出家であり、歌劇団の理事をしています。
ヒューマンドラマなどの感情の描写に長けている演出でとして評判があります。

その他スタッフについては、公式サイトをご確認ください。

感想

物語もショーも素敵であっという間の3時間でした。

『夢介千両みやげ』は、お人好しな夢介のキャラがとても素敵でストーリーが好みで、面白かったです。また、時代劇なので話し方に特徴があるのもポイントかなと思います。

どんなに理不尽なことが起きても、全く動じない夢介にどんどん夢中になりました。「そんなこと言われたらどうしようもないよ」「夢介には関係ないことなのに」と思うことがあっても、夢介の持ち前のお節介な心優しさでどんなことでも乗り越えていきます。夢介の魅力にハマること間違いなしの物語でした。

また、お銀の周りの人たちからの告げ口に翻弄される姿も共感できました。不安になったり、嫉妬したり。優しさに溢れた夢介だからこそ、自分1人を見てくれないところに不安になってしまうんですよね。それでも夢介にふさわしい奥さんになろうと自分の短気な部分を直そうと努力している様子が可愛らしかったです。

この物語はお金で解決していきますが、それだけではないことも伝えてくれているなと思いました。悪人に対してお金を渡せばおとなしくなりますが、それは夢介の物事の考え方があってこそなのかなと。ただお金を渡せば良いというわけではない。他人のことを思う気持ちも大切なのではないかなと物語を通して教えてくれている、そんな風に感じました。


物語とは打って変わって、ショーではとても華やかな衣装を身にまとっていてとてもワクワクしました。

表情はいう間でもなく、足先から手先まで本当に美しかったです。ラインダンスも、大階段も迫力があって生で見る舞台は違うなと思いました。

トップスター達の羽根もテレビ等で見るものとは違いますね。存在感のある華やかさが印象的でした。

また、トップスターだけでなく、どのタカラジェンヌも表情が素敵でした。左右の花道に並ぶ子も近くのお客さんと目を合わしたり、遠くにいるお客さんを見たり。気配りを感じて素敵な空間だなと思いました。


普段はあまり宝塚歌劇を見ないので、拍手をする習慣があまりありませんでした。そのため、トップスターが出てくるたびに「拍手をする」というのは印象的でした。

今回は久しぶりだったこともあり周りの方を見て拍手をしましたが、次回観劇することがあった場合はしっかり拍手で迎えようと思います。


宝塚歌劇を見に行くことが出来て良かったです。

本日はここまで!