シンガーソングライター『優里』のライブに行ってきました!”初”東名阪でのホールツアーのセトリ&感想

シンガー・ソングライターの優里くんのライブに行ってきました。総再生回数が4億回を突破した『ドライフラワー』や2021年10月期の木曜劇場「SUPER RICH」の主題歌『ベテルギウス』を含む全17曲を披露したライブ。セットリストともに私目線の感想を記していこうと思います。

※アルバム『壱』を見て、一部修正しました

ツアーについて

ツアー詳細

2021年夏に開催した初の東名阪ツアー『優里 TOUR 2021 〜御伽噺のようなハッピーエンドへ向かって〜』です。今回は秋から冬にかけて、”初ホールツアー”の開催となりました。

その記念すべき初ホールツアーのタイトルは、

優里 、HALL TOUR 2021 夏が終わる音がする ~チャンネル登録と「グッド」はお忘れなく!~

夏の終わりにスタートするツアーということで、自身の楽曲である『夏音』の歌詞「夏が終わる音がする」を使用しています。そして、サブタイトルは優里くんファンの中ではお馴染みの「チャンネル登録と「グッド」はお忘れなく!」が使用されています。この文言は、優里くんのYouTubeチャンネル『優里ちゃんねる』での締めの挨拶として使用されている言葉です。

補足

自身について「アーティスト兼YouTuber」と話すほど、YouTubeでの動画配信にも力を入れています。そんな優里くんにはYouTubeのチャンネルが2つ存在します。

①『優里 Official YouTube Channel

こちらは、ミュージックビデオなどの音楽配信をメインとするチャンネルです。

②『優里ちゃんねる【公式】

こちらは、弾き語りやカラオケバトルなど様々な企画を実施する優里くん発信のチャンネルです。

ぜひ皆さんもチャンネル登録してみてください!

日程について

初ホールツアーの日程

日時座席数場所
10月23日(土)17:00 OPEN / 18:00 START2,150席 東京・Bunkamuraオーチャードホール
11月13日(土)17:00 OPEN / 18:00 START2,400席大阪・オリックス劇場
11月22日(月)18:00 OPEN / 19:00 START2,480席愛知・愛知芸術劇場
12月2日(木)18:00 OPEN / 19:00 START2,222席東京・中野サンプラザ

ライブについて

ライブ開催にあたって

ライブに行く人は厚生労働省が提供する新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)をダウンロードし、登録することが必要となっていました。

ライブに行く日までの14日間に濃厚接触者となっていないことが前提なので、チケット確認とともにCOCOAのアプリ画面を提示して入場します。

そして会場に入る前には検温と手のアルコール消毒を実施していて、感染対策を実施して開催している印象を受けました。

セットリスト

今回は、大阪・オリックス劇場でのセットリストを基にご紹介します。

  1. 夏音
  2. 花鳥風月
  3. スマホウォーズ(サブスク未解禁)
  4. ピーターパン
    • (小MC)
  5. ミザリー(サブスク未解禁)
  6. かくれんぼ
  7. ノンタイトル(カムイ)(サブスク未解禁)
    • (小MC)カバーコーナー説明
  8. チェリー / スピッツ
  9. Livin’ On A Prayer / Bon Jovi
  10. パラレルワールド / BAK
    • (小MC)曲振り
  11. かごめ
  12. シャッター
  13. 桜晴
  14. インフィニティ
    • (小MC)曲振り
  15. 飛行船
  16. ドライフラワー
    • (小MC)
  17. ベテルギウス

感想

セトリ順に感想

とにかく熱いライブでした。私の個人的な感想を順に述べていこうと思います。

1.夏音

ツアータイトルにもある「夏が終わる音がする」。この歌詞からライブが始まるって素敵だなぁと思いました。
アコースティックギターを弾いて足踏みしながら歌うような感じで、優しさがにじみ出ていました。
スポットライトがステージ奥から客席に向かって光っていたため、優里くんの姿がシルエットとして客席から見えました。花火が打ち上がったときに少し陰になるような、そんな印象を受けたので花火を見ている情景を表現しているのではないかなと思いながら聴いていました。1曲目に夏音は最高ですね。

◆『夏音』についてはこちらのMVをぜひ見てください。
優里 『夏音』Lyric Music Video(1コーラスver.)


2.花鳥風月

YouTube企画で作詞/作曲したこの楽曲。ライブでお客さんと一緒に盛り上がる曲にしたかったとお話ししていましたが、会場もイントロが鳴った瞬間ノリノリでお客さんも大好きな曲なんだろうなと感じました。歓声で一緒に盛り上がることができない分、手拍子で会場が1つになっていてとても楽しかったです。

◆ 作詞作曲の経緯とセルフカバーがYouTubeの動画にあるので、ぜひこの動画を見てください!
【新曲完成!?】新曲作り終わるまで帰れま10してみたらまさかの散財した( by優里スタッフ)
優里 ライブでは定番の【花鳥風月】を歌ってみた【YouTube初披露】


3.スマホウォーズ 

前回のツアー時に曲名とともに披露されたサブスク未解禁楽曲。ノリの良い楽曲でかっこよかったです。
サビ部分は『♪スマホの中~』といったワードがあり、楽曲全体の歌詞を早く知りたいですね。サブスク未解禁曲でしたがリズムが取りやすく手拍子しやすかったので、お客さんも楽しそうに聴いていた印象です。いやー、かっこよかったですね…。

※今回のアルバム『壱』に収録されています


4.ピーターパン

かっこいいですよね、この楽曲。大好きな1曲です。
「夢を語ることを笑われる世の中だけど、自分らしく生きるんだ」と背中を押してくれるそんな心強い歌詞になっています。優里くんのハスキーな漢らしい歌声とともに届けられるこの1曲は身に沁みました。

そして、ラスとのサビ『丸めて捨てちまえ!!』は吐き捨てるようにセリフ調で言い放った姿は圧巻でした。かっこよすぎます。

◆ ピーターパンのMVはフルサイズで見ることができますので、ぜひチェックしてみてください。
優里 『ピーターパン』Official Music Video(フル)

◆ また、吐き捨てるように言い放った『♪丸めて捨てちまえ』はこの動画の[ 03:02 ]あたりをぜひ見てみてください。こんな感じでかっこよく歌っていました。
【ピーターパン】天才ギタリストと天才ドラマー呼んで神セッション!!


5.ザリー 

こちらもサブスク未解禁楽曲。
刑事ドラマの主題歌に合いそうな素敵な楽曲でした。Bメロあたりに『♪あいあいあいあい愛して~…』といったような歌詞があった気がします(笑) 言葉の前2文字を繰り返して歌うような(例:愛して→「あい」して)、そんな歌い方でした。文字で説明するとかっこよくないですが、優里くんが歌っているとかっこよかったのでサブスク解禁されることを心待ちにしています!

※今回のアルバム『壱』に収録されています


6.かくれんぼ

照明が温かみのある優しい感じだったような気がします。優里くんの優しい歌声とともに始まり、うっとりと聴いてしまいました。

個人的には「じゃんけんで負けて僕が鬼」の歌い方が好みで、生で聴くことができて嬉しかったです。このあとの『♪どこにいるの』は、『 ♪どこにいるの おおおおお~』とフェイクアレンジが素晴らしかったです。ライブならではのアレンジがやっぱりいいですよね。心にしみました。

そして、『♪グッバイ』でまっ暗な照明にしていたところが、帰ってこない貴方と離れてしまった「孤独感」「サヨナラ感」が表現されていたなと個人的には思いました。YouTubeや楽曲のみでの表現とは違ってステージの演出が加わるとまたイメージが変わりますね。

◆ かくれんぼはぜひこちらをお聴きください。
優里 – かくれんぼ / THE HOME TAKE


7.ノンタイトル(カムイ)

こちらもサブスク未解禁楽曲。 未解禁楽曲3曲の中で一番荒っぽいというかバンド曲という感じでした。かっこよかったです。こちらも早くサブスク解禁してほしいです。

※今回のアルバム『壱』には収録されていませんでした。
しかし、初回限定版Cに収録されている特典映像「優里初ワンマンライブ『優里TOUR2021御伽噺のようなハッピーエンドへ向かって2021.06.05at LINE CUBE SHIBUYA』映像」の7曲目で歌唱しています。

※ノンタイトルという曲名なのか、タイトルがないという意味でのノンタイトルなのかはわかりませんが、いつか音源としてリリースしてくれることに期待したいですね。


8.チェリー / スピッツ

上の客席まで見上げながら、歌う優里くんの姿はとても眩しく感じました。チェリーを知らない人は少ないと思うので、会場も楽しそうに聴いている様子が伝わってきました。

この楽曲を歌う前、MC(曲振り)がありました。「音楽って夢があるなって思った」そう話した優里くん。優里くんはスピッツが大好きで、初めてギターを買って最初に弾いた曲がこのチェリーだったそうです。そんなスピッツがライブで『ドライフラワー』を歌ってくれたそうで…。映像にも残っていないため聴くことはできなかったそうですが、大好きなスピッツが自分の曲を歌ってくれるなんて、音楽って夢があるなって。
音楽の繋がりって本当に素敵ですよね。この話を聞いて思わず目が潤んでしまいました。

こういったお話を聞いた後に聴く音楽は身に沁みるものがありますね。努力してきたことがこのカバー曲に込められているなと、そう感じました。


9.Livin’ On A Prayer / Bon Jovi

サビがとにかく楽しかったです!!声を出しての参加ができないので、こういったノリの良い曲が必要だと改めて実感しました。ボンジョビになりきって初っ端から英語で会場を煽っていた優里くん、面白かったです(笑)
マイクスタンドを持ち歩いたり、客席への煽りが英語だったり、様になっていてかっこよかったです。

歌い終わりは、ステージから去ろうとしていてとってもチャーミングでした(笑)

いつかやりたいって思っていてこんなに早く夢が叶うと思っていなかった、と。優里くんの夢に参加することができて嬉しく思います。

全力で歌い切った後、「10秒ほど無音な時間を過ごしても良い?」と休憩を申し出ましたが、お客さん側が気を使って(?)拍手して場を持たせていて温かい空間だなと思いました。素敵な関係性ですよね。

◆ そんな様子を実は見ることができるんですよね!ぜひ見てほしいです。この楽曲を選曲したのは優里ちゃんねるの企画でした!
【検証】LIVEでいきなりハードロックを歌ってみたらお客さんはどんな反応をするのか?

優里くん本人だけではなく、お客さんもとっても盛り上がっていましたよ~!!本当に楽しかったです!!


10.パラレルワールド/BAK

優里ちゃんねるでもずっと良い曲だと言い続け、カラオケバトルでも歌ってきた『パラレルワールド』。カバー曲ですが、優里くんの人柄・温かさが曲の雰囲気とぴったりで甘い歌声に感動しました。生で聴くとやっぱり違いますね。優里くんが歌うカバー曲の中でも大好きな1曲です。

◆ 本家様はこちら
BAK『パラレルワールド(前編)』OFFICIAL MUSIC VIDEO

◆ 優里くんのカバーはこちらからぜひ見てみてください!
最近優里が激推しの曲歌ってみた【神カバー】


11.かごめ

歌唱前に、こんな風に語りがありました。(あくまでもニュアンスです※)

生きてたら嫌なことありますよね。
友達と喧嘩したり、SNSであることないこと言われたり。
、、、肌が荒れちゃったり。
人生楽しくないなって
嫌なことの積み重なりで絶望しちゃうこともあると思います。
そんな絶望に光を。

赤い照明を浴びながら気持ちを込めて歌う優里くんの姿に圧倒されました。説得力があると言いますか、歌詞通り拳を握る様子は感じるものがありました。

そんな風に聴き入っているとAメロ部分が2番と混ざってしまい、歌詞を間違えてしまうというハプニングがありました。ライブならではのハプニングですよね!ただ、優里くんはこの曲に込めた想いが強く、ちゃんと歌いたいからとバンドをいったん止めて最初から仕切りなおして歌ってくれました。

この姿を見て、本当に音楽を心から愛していて、歌で思いを届ける気持ちが強い方なんだなと。その姿が素晴らしく、改めて人柄の良さに惚れ惚れしました。

◆ かごめは、ちゃんねるメンバーのジュンさんが作成したこちらの動画をご覧ください。
優里「かごめ-acoustic ver-」


12.シャッター

ここからはギター無しで歌っていました。アレンジは控えめな印象です。全体的に優しい歌い方をしていて、YouTubeの企画でよく聴く力強さがなく、少し新鮮でした。サビ部分の『♪シャッターが落ちるみたいに~』の『シャ』部分は力強く歌っているイメージがあったので、語りかけるような歌い方は寄り添ってくれる印象を持ちました。

◆ シャッターは、優里くんがちゃんねるメンバーのジュンさんへ楽曲提供した曲です。ジュンさんの『シャッター』はこちらをご覧ください。
『シャッター』/ JUN MIYASAKA(from 優里ちゃんねる)

◆ 優里くんが歌うシャッターはこちらのTHE FIRST TAKE版をご覧ください。
優里 – シャッター / THE FIRST TAKE


13.桜晴

全体的に後ろのバンドも控えめで、優しい雰囲気でした。両親や友人に対する感謝の気持ちをテーマとしているので少ししんみりするこの楽曲。しかし、背中を押してくれるようなそんな気持ちになりました。

◆ 桜晴は、コロナ禍でのとある1通のメールがきっかけとなって作詞/作曲されたものです。その経緯についてはこちらのドキュメンタリーを見てください。
【優里オリジナル新曲】〜ファンから1通メールで始まった物語〜【卒業】

◆ また、こちらの動画も見てほしいです。卒業する方に向けたスピーチ動画となっています。
今年卒業するあなたへ【桜晴】【新曲初披露】


14.インフィニティ

サビでは優里くんが一緒に手を振りましょうと声をかけてくれていたこともあって、優里くんとともに客席も一緒になって手を振ることができました。一体感が生まれてとても良かったです。

◆ インフィニティについては、セルフカバーのこちらをご覧ください。
自分の曲歌ってみた【優里】【インフィニティ】


15.飛行船

曲振りで、下積み時代の辛さを語ってくれました。

なんでお客さんが1人しかいないのに歌っているんだろう。
なんでポケットに100円しか入っていないんだろう。
家に帰ってなんで電気消えているんだろう。
、、音楽なんてやめてしまおうって。
でも音楽を諦めなかった!

もっとたくさん語ってくれていましたが、覚えているのはこのくらいです、、悔しい。
この言葉の後に『飛行船』を歌ってくれました。

「頑張ろう」って思えるこの楽曲。私も大好きな曲です。
サビでは拳を突き上げて、一緒に楽しみました。サビ部分楽しかったです。その流れで2番からは手拍子がありました。手拍子だったり、拳を突き上げたり。会場が1つになって楽しむことができた1曲でした。

◆ この楽曲ができたきっかけはこちらをご覧ください。前半は歌唱となっています。
【神回!?】優里を起こして外に連れ出したらとんでもない名曲が誕生した!【新曲「飛行船」初披露】


16.ドライフラワー

丁寧に歌っている印象を持ちました。
たくさん歌い込んできた楽曲なだけあり、アレンジもありました。アレンジのパターンが固定化されていないので、その時々の優里くんらしさを感じることでができました。こういったアレンジを生で聴くと、ライブの良さを実感できます。

◆ MVについては、こちらをご覧ください。
優里 『ドライフラワー』 Official Music Video -ディレクターズカットver.-

◆ 原曲は皆さんよく聴いていると思うので、こちらのバージョンもぜひ聴いてみてほしいです。
【ドライフラワー】2021年上半期1位&サブスク3億再生記念ピアノverで歌ってみた


17.ベテルギウス

曲の前にこのように語ってくれました。「ネット上で『ドライフラワー』だけの一発屋だと言われてきた。とても悔しかったけど自分自身でも本当にそうなってしまうのではないかなと。来年以降消えてしまうんじゃないかって不安だった」。「でも、この楽曲ができてまだ歌えるって確信した」と。

本心を聞くことってなかなかできないですが、こうやって自分の考えを声にして届けてくれる優里くんは素直で素敵だなと思いました。そのあとに歌う新曲『ベテルギウス』はグッとくるものがあり、涙ぐんでしまいました。

◆ 1番最初に解禁されたTHE FIRST TAKE版をご覧ください。
優里 – ベテルギウス / THE FIRST TAKE

◆ MVもありますので、歌詞の世界観をぜひ味わってください。また違った『ベテルギウス』の印象を持つかと思います。
優里 『ベテルギウス』Official Music Video

最後に

個人的な感想とともにセットリストをご紹介しました。

ライブを通して、優里くんの人柄の良さや音楽に対して抱く想い。それらを感じることができる1時間半でした。

『ドライフラワー』しか知らない方にとっては、その他の楽曲のイメージが新鮮だと思います。すべて自身で作詞・作曲しているので、優里くんの考え方や歌詞への表現方法などを味わってほしいです。

これからも優里くんの楽曲が多くの方に届きますように。

今回は以上です。
読んでいただき、ありがとうございました!!


年明け2022年1月に初のアルバムをリリースするので、ぜひお手に取って聴いてみてください!




公式サイト

優里 、HALL TOUR 2021 夏が終わる音がする ~チャンネル登録と「グッド」はお忘れなく!~開催決定!

→ http://sonymusic.co.jp/artist/yuri/info/532357