私はあまりお笑い芸人に詳しくありませんが、”EXIT”は定期的にYouTubeを見るほど陰ながら応援しています。中でも兼近大樹さんのキャラクターが好きで、友人想いなところなども推しているポイントの1つです。そんな彼が今回初めて小説を出版したと聞き、購入して読みました。
ネタバレを含んでしまいますが、感想を書いていこうと思います。
Table of Contents
読書感想の前に…
EXITについて
・EXIT(いぐじっと)
・吉本興業に所属するお笑いコンビ
・『りんたろー。(りんたろー)』と『兼近大樹(かねちかだいき)』の2人組
・結成年月:2017年12月22日
・2018年4月に、ヨシモト∞ホールにて結成最速の単独ライブを開催
・芸風は『ネオ渋谷系漫才』と呼ばれている
・パリピ口調で漫才を行い、最後に『お後がHere we go!』でネタを締める
EXITをテレビで見かけるようになったのは、2018年7月に放送された『ゴッドタン』(テレビ東京系)がきっかけとされています。この番組内の企画「この若手知ってんのか?」で「今のバラエティで売れそうな若手芸人」部門で1位に選ばれたことで、EXITの活動の幅が広がっていったとされています。
プロフィールはこちら ↓
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=6547
YouTube
EXITのYouTubeもありますので、ぜひ閲覧してみてください。
◆ EXIT Charannel
こちらは個人チャンネルです。
◆ EXITりんたろー。のYouTubeチャンネル
◆ かねちーといっしょ
お笑い以外での活動について
EXITはお笑い芸人だけでなく、本当にマルチな活動をしています。
・洋服ブランド「イグジー(EXIEEE)」のプロデュースを手掛ける
→ https://gocart.jp/pages/exieee?utm_source=exig&utm_medium=ig_top&utm_content=&utm_campaign=ex_instagram
・2021.07.02に「なぁ人類」を配信するなど、音楽活動も行う(ソニーミュージック)
→ https://www.sonymusic.co.jp/artist/exit/
小説「むき出し」について
前振りが長くなってしまいましたが、ここからは小説『むき出し』について書いていこうと思います。
あらすじ
小さい頃から、殴って、殴られるのが普通だった。誰も本当のことを教えてくれなかった。なぜ自分だけが、こんな目にあうんだろうー上京して芸人となった石山の前に現れる、過去の全て。ここにいるのは、出会いと決断があったから。著者渾身の初小説。
「BOOK」データベースより
感想
一般的な書籍とは異なり文章が砕けているので、小説等を読み慣れている方にはやや読みにくさを感じるかもしれません。普段小説を読まず、漫画を読むことが好きな方には手に取りやすい作品ではないでしょうか。
『むき出し』を読み終えて、書籍はやっぱり読むべきものだと実感しました。
1人の人間の学生から社会人になるまでの考え方、思考回路を知ることができ、”人はこうあるべきだ”という固い思考から解放してくれる1冊となりました。本作品では主人公がなぜそう思ったのか、読者が疑問に思うこともきちんと主人公の葛藤が言葉で描かれています。どういった感情を抱き、言葉を発したのか、主人公に寄り添って物語を読み進めることができます。
主人公の石山は、人と同じ行動ができず、たくさん怒られ、その状況に理解ができず自分自身と葛藤。そして、自分や他人とぶつかりながら、傷つけたり傷つけられたりと石山が成長していく様子に心が打たれました。
小学生や中学生のころ、すぐに喧嘩をして怒りで物事を解決しようとする子や自分の考えを叫んで先生に取り押さえられる子がいました。当時はそういった思考に理解が追いつきませんでしたが、今回この本を読んでそういった考えを持つ子もいるんだな、こういう思いを抱いて過ごしていたのかもしれないな、と理解できたような気がします。
自分が置かれた境遇によって考え方や感じ方が様々なことは理解してるつもりでした。しかし、本作品を読んでまだまだ考えが甘かったと思いました。
物事の捉え方次第で、今いる状況を違った感情で見ることができる。
理解できないと決めつけるのではなく、捉え方を変えて「こういうことかもしれない」「あの人はこう思っているのかもしれない」と見方を変えることでその苦しさから解放されるかもしれません。
1冊を読み終えて。
親世代や教育する立場の人、学生や1人で悩んでいる人。いろいろな世代の方に読んでほしい1冊だと思いました。
私は何度も読みたいと思える作品だったので、1度で終わらずに複数回読もうと思います。
最後に
個人的な感想をお読みいただき、ありがとうございました。
私は本を読むことによって、新しい解釈や考え方を知ることができると思っているので、視野を広げる意味でもぜひいろんな方々に読んでほしいなと思います。
書籍の購入
ぜひ、気になった方は一度手にしてみてください♪
電子書籍版はこちらからどうぞ